支援会話集。増えたりする予定。
ジョーカー× / レオン× / オーディン× / ゼロ× / フローラ×
タクミ× / スズカゼ×
(ジョーカー×)
支援C
[ジョーカー]
おい、カムイ様のお世話は俺がやる。お前は指をくわえて見てろ。
[]
えっ? し、執事長……
でも、カムイ様に言いつけられたのはわたしなのですが…
[ジョーカー]
なにか言ったか?
[]
ひえっ! いや、あの、でもっ…
執事長がお忙しいから、とカムイ様のご配慮のもと、
わたしが命じられましたので、すみませんが執事長にお任せするわけにはいきません!
[ジョーカー]
なんだと?
カムイ様が…俺を……? くっ、なんて身に余る光栄…
[]
い、いまのうちに…
[ジョーカー]
………
…ん? あ、おいてめぇ!
くそ、逃げやがった…次に会ったらただじゃおかねえ。
支援B
[]
す、すみません、執事長!
わ、わたしは、決して執事長の仕事の邪魔をするわけじゃ……
ううう、もう許してください…!
[ジョーカー]
はあ? 聞こえねぇな?
もっと厳しく指導してください、って言ったのか?
殊勝な心掛けだな、。
[]
ひゃあっ!?
執事長、いま、暗器が掠めたんですが……
[ジョーカー]
おっと、余所見するんじゃねぇよ。掠り傷で済んでよかったな?
さて、次はどうだろうな。
[]
ひい! ちょ、待ってください、執事長の顔が本気です!
[ジョーカー]
安心しろ。大怪我しようと死ななけりゃ、ちゃんと治してやるよ。
[]
こ、こわい…! 全然安心できません……!
+++++
[]
はあ…はあ……こ、殺されるかと思った…
[ジョーカー]」
ちっ…しぶとい奴だな。
まあいい。約束通り、怪我は治してやる。おい、もっと近くに来い。
[]
わたし、満身創痍なんですが…うう、痛い……
[ジョーカー]
これに懲りたら、大人しくしているんだな。
てめぇにカムイ様のお世話なんぞ、百年早い。
[]
は、はい…
支援A
[]
…あれ? 執事長?
[ジョーカー]
………
[]
こんなところで寝てる…
カムイ様がおっしゃってた通り、やっぱりお疲れなのね。
でも、こんなところで居眠りなんて、風邪を引いてしまうかもしれないし…
[ジョーカー]
すー…すー……
[]
…羨ましいくらい、綺麗なお顔。レオン様もお綺麗だけど…
あ、そういえば昔……執事長、ちょっとだけ待っていてくださいね。
あ、えっと、カーディガンかけておこう…
[ジョーカー]
………
…ちっ。戻ってくるまで、寝たふりしてやるか。
+++++
[]
執事長、起きてください。
[ジョーカー]
…うるせえな。
[]
遅くまでお疲れ様です。
あの、昔執事長が淹れてくださった、大人のココアです。
[ジョーカー]
はあ?
[]
お忘れですか? すこしだけ、ラム酒をいれる…
[ジョーカー]
ああ、いやわかるが、なんで今それなんだ?
[]
? ぐっすり眠れるおまじないです。
今夜は、どうかもうお休みください。できれば、朝の見回りは
わたしに任せていただきたいくらいですが…
[ジョーカー]
ちっ…わかったから、さっさとお前も寝ろ。
[]
はい、おやすみなさい。執事長。
支援S
[]
…ん。
あれ、わたし、いつの間にか寝ちゃってたんだ……ふあぁ…
[ジョーカー]
随分でかい欠伸だな。
[]
きゃあ!? し、執事長、いつからそこに……
はっ!
あ、あの、今見たのは記憶から消し去ってください! お願いします…
[ジョーカー]
ああ、構わんぞ。
[]
ほ、ほんとうですか!
[ジョーカー]
どうせ、これからいくらでも見られるだろうからな。
[]
えっ?
執事長、それってどういう……
あ、このブランケット、執事長がかけてくださったんですか?
ありがとうございます。
[ジョーカー]
………
[]
執事長?
[ジョーカー]
おい、その執事長と呼ぶのをやめろ。
[]
え…あ、は、はい。ジョーカー様、どうしたんですか?
なんだか様子がいつもと違います。
[ジョーカー]
…まあ、それはたぶん、俺としたことが緊張しているからだろうな。
[]
緊張、ですか?
[ジョーカー]
、手を出せ。
[]
は、はい!
[ジョーカー]
…左手を出せ。
[]
あ、すみません……って、ええ! ゆ、指輪!?
ジョーカー様、あの、そこはわたしの左手の薬指なんですが…
[ジョーカー]
そんなことは知っている。そのための指輪だ。
…、俺と結婚しろ。
[]
えっ…
[ジョーカー]
お前の答えなど決まりきってるだろうが、一応聞いてやる。
その涙は、嬉し泣きで間違いないな?
[]
わ、わたしがジョーカー様をお慕いしてること、知ってたんですか…?
[ジョーカー]
当然だ。おい、さっさと答えろ。俺は気が短い
[]
う、嬉し涙です! うう、夢みたい…
[ジョーカー]
ふっ、泣き顔を良く見せろ。お前の間抜け面が愛おしくなるとはな…
[]
ううう、けなされている気がします…
[ジョーカー]
ん? 俺なりの愛情表現だ。これからずっと一緒にいるんだ、慣れろ。
[]
は、はい……
支援C
[]
ふう……
[レオン]
ん? か、ずいぶん重そうな荷物だね…僕が運ぶよ、ほら貸して。
[]
れ、レオン様? いえ、あの、レオン様のお手を煩わせるわけにはいきません!
[レオン]
うるさいよ。いいから、どこに運べばいいんだい?
[]
……レオン様、力持ちになられましたね。
[レオン]
なっ……当然だろ、もう子どもじゃないんだ。これくらいどうってことないさ。
ああでも、結構重いね。こそ、僕よりずっと非力なんだから、腕は大丈夫かい?
[]
レオン様をお守りするために鍛えていますから、平気です。
[レオン]
ふーん…
[]
レオン様、ここで大丈夫です。すみません、結局運んでいただいて…
[レオン]
別に、このくらいどうってことないよ。
それより、もうちょっと周りを頼ったら? 荷物を運んでくれる男なんていくらでもいるだろう。
[]
えっ、いえ、わたしの仕事ですから…心配には及びません。
でも、レオン様にお力添えいただけて、うれしかったです。ありがとうございます。
[レオン]
………
支援B
[レオン]
あ、。こんな時間まで仕事? おつかれさま。
[]
レオン様…
わたしより、レオン様のほうがよほど働き者ではないですか。
もうお休みなられるようなら、ホットミルクでもおつくりしましょうか?
…あ、いまはもうハーブティーのほうがお好みでしたね。
[レオン]
いや、大丈夫。
それより、この間のやけに重い荷物…トマトだったんだね。
[]
ふふ、レオン様を驚かせようと思っていたのに、
お運びなさるから気がつかれるんじゃないかと気が気でありませんでした。
[レオン]
…余計なことをしたね。
[]
いいえ、まさか! レオン様のやさしさが身に沁みました。
[レオン]
……そう。
のトマト料理、すごくおいしかったよ。やっぱり、の手料理が一番だね。
[]
本当ですか? あ、あの、すごくうれしいです…
[レオン]
別に、素直な感想を言っただけだよ。
じゃあ、それだけ伝えたかっただけだから。おやすみ。
[]
おやすみなさいませ、レオン様。
支援A
[]
レオン様、紅茶が入りました。
[レオン]
ああ、ありがとう。
[]
………
[レオン]
……うん、おいしいね。
が淹れてくれる紅茶が、僕は一番好きだよ。
[]
ありがとうございます。そう言っていただけて、うれしいです。
[レオン]
ねえ、。ちょっと考えたんだけど…
[]
はい、なんでしょう?
[レオン]
の本来の仕事は、僕の身の回りの世話だろう?
僕は、自分の身は自分で守れるし、もうが戦場に立つ必要はないと思うんだ。
[]
え…? で、でも……
[レオン]
は妙齢の女性なんだ。なにかあってからじゃ遅いんだよ。
だから、に身の回りの世話に専念してほしい。いいね?
[]
…はい、レオン様がおっしゃるなら。
支援S
[レオン]
、いる?
[]
あ、レオン様……いまちょうど、お部屋掃除が終わったところです。
紅茶でもお淹れ致しましょうか?
[レオン]
いや、いらない。それより、大事な話があるんだ。
[]
? は、はい。
[レオン]
以前のあのトマト、どうやって入手したんだ?
[]
そ、それは…え、っと……
[レオン]
変だとは思ってたけどね…あんなに大量のトマト。
僕に黙って、ずいぶん危ないことをしたみたいだね?
[]
れ、レオン様……
申し訳ありません…でも、レオン様にお喜びいただきたくて……
[レオン]
はあ…知ってるよ。ああもう、本当にどうしようもないね、は。
折角、危険な目に合わせないようにしたって言うのに。
まったく、これじゃあなにかある前に、責任を取っておかなくちゃいけないね。
[]
…え?
[レオン]
受け取ってくれるね、。
[]
れ、レオン様!?
ま、待ってください、わたしはただのメイドで…
[レオン]
ねえ、僕はに、メイドとしてだけじゃなく……
妻として、ずっと傍にいてほしいんだけど、だめかい?
[]
…ず、ずるいですよ、レオン様。
お慕いしている方にそんなふうに言われたら、だめだなんて言えません…
[レオン]
…よかった。愛しているよ、。
支援C
[オーディン]
…む?
これは……闇夜を払う黎明たる剣!?
[]
きゃっ、オーディン? び、びっくりさせないで。
[オーディン]
おお、我が君主の忠実なる僕よ。
ひとつ聞こう、なぜその剣を貴様が持っている!?
[]
え? あ、ああ、これ……
オーディン、もしかしてこの剣がほしいの?
[オーディン]
………
ほしい。ものすごく。
[]
そ、そう。
だったら別に構わないけど…わたし、剣の扱いは苦手だし。
[オーディン]
ええっ!? そんな、あっさりと!
いいのか? ほら、この装飾すごい凝ってるし、込められた魔力も…
ああ、なんて手に馴染むんだ! すごい! カッコいい!
[]
……えっと。
オーディン、そんなに気に入ったのなら、ほんとうにもらってくれる?
その剣だって、わたしの手元にあるよりずっと喜ぶと思うわ。
[オーディン]
じゃあ、遠慮なく! ありがとう!
この剣の名前は…うーん、どうしようかなあ~……
[]
……変なひとよね。
支援B
[オーディン]
…。
[]
ど、どうしたの? そんないまにも死にそうな顔をして。
[オーディン]
なんでこの剣がレオン様にもらったものだって言わなかったんだよ~。
おかげでこっぴどく叱られたんだぞ!
[]
え?
[オーディン]
せっかくカッコいい名前を考えてたのに……ほら、返すよ。
[]
ごめんなさい。
たしかにこの剣はレオン様に頂いたのだけれど、
レオン様が稽古に使っていた剣で、あまり特別だとは思っていなかったわ。
[オーディン]
それにしては、装飾が細かすぎるし、結構な魔力が込められてるな。
しかも、レオン様のあの怒りよう…
[]
ねえ、ちょっと剣を振ってみてくれる?
[オーディン]
え、あ、ああ…こうか?
[]
やっぱり! オーディン、あなた剣の扱いが上手なのね。
わたしよりよっぽど使いこなしているわ。
[オーディン]
…!!
い、いや、これは……
[]
でも、レオン様がお怒りになるのなら仕方がないわね。
せっかく気に入っていたみたいなのに、ごめんね。
[オーディン]
あ、いや、気にするな…。
………
はあ、危ない危ない。俺が剣士だったのは、もう昔の話…
支援A
[]
オーディン、ちょっといい?
[オーディン]
ん? どうした、我が……
[]
実は、レオン様にすこしお話を伺ったの。
[オーディン]
…。
あ、いや、話を続けてくれ…
[]
あの剣、やっぱりわたしのためにわざわざ誂えてくれてたみたい。
レオン様のお古の剣に新たに装飾を施して
レオン様が魔力を込めたんですって。
[オーディン]
へ、へえ…そうだったのか。
[]
お守り代わりにわたしにくれたみたい。
だから、あの剣はオーディンにあげるわけにはいかなくて…
[オーディン]
…残念だが、仕方がない。
。剣の扱いが苦手なら、手ほどきしてやろうか?
たぶん、お前よりはずっとうまく扱えるだろうし……
その、勿体ないだろ。せっかくのカッコいい剣だし、置いとくだけじゃ。
[]
でもこれ、わたしには少し重すぎて。
[オーディン]
そ、そうか。
[]
あのね、オーディン。
この剣はあなたに譲れないけど…レオン様がこれなら、って。
急ごしらえだから装飾は簡易になっちゃったんだけど、
それもレオン様のお古の剣で、レオン様の魔力が込められているのよ。
[オーディン]
…えっ!
ま、まさか、レオン様が俺のために!?
うわー! これもいい! すごくカッコいい、なんていうか渋い!
[]
…喜んでもらえたならよかった。
支援S
[オーディン]
………
[]
どうしたの? オーディン、そんなに難しい顔をして。
[オーディン]
おわっ! な、、いつからそこに!!
[]
? 今来たばかりだけど、どうかした?
[オーディン]
…じ、実は少し、考え事を。
[]
そう。
もしかして、レオン様からいただいた剣の名前でも考えていたの?
オーディンったら、すごく真剣な顔をしていたわよ。
[オーディン]
あ、ああ…あの剣の名前はもう決まって……
…いや! ちがう、今はそんなことはどうでもいいんだ!
[]
えっ? そ、そうなの?
[オーディン]
………
[]
オーディン…
あの、邪魔をしちゃったのならごめんなさい。
そうよね、考え事をしているときに声をかけられたら、気が散るものね。
[オーディン]
!
だから、違うんだ! 俺、俺は…! あーもう!!
[]
きゃっ……オーディン?
な、なに? どうして腕を掴むの…
[オーディン]
、好きだ!
俺が言いたいのはこれだけだ!
でも、もっとカッコいい言葉を言いたくて……
俺としたことが、ずっと考えてたのにうまくまとまらなかったんだ……
[]
……オーディン。
大丈夫、難しい言葉で飾らなくったって、十分に伝わるわ。
[オーディン]
い、いや、でも…
……まあ、がそう言うなら…
こ、これを受け取ってほしい。指輪だ。のために用意した。
[]
ふふ。ええ、喜んで。
変なひとだとばかり思っていたけど
あなたって、ほんとうはすごく真面目で素直なひとだったのね。
[オーディン]
…へ?
[]
芝居がかった言葉より、ずっと素敵よ。
わたしには、飾った言葉なんていらないから、そのままのあなたを見せてね。
[オーディン]
ぜ、善処するよ。
[]
うん、お願いね。
愛してる、オーディン……もう、ほんとうにうれしい…
[オーディン]
わあっ、な、泣くなよ~…
支援C
[]
ねえ、ゼロ…
[ゼロ]
か。
どうしたんだ、改まって……ん?
[ゼロ]
……もしかして、いや…もしかしなくてもだが
なにか怒っている…
[]
あなたの発言と行いのことよ。
今まではあまり多くの人には絡んでいなかったみたいだし、
目を瞑ってきたけど…目に余るわ。
[ゼロ]
…仕方ないだろう? これは俺の性格であり性質だ。
それを今さら変えろというのは、無理だと思わないか?
[]
わたしたちはあなたのことをよく理解している。
でも、みんなはそうじゃない。
臣下であるあなたの行いによっては、レオン様にも迷惑がかかるのよ。
[]
いい? もう少し考えて。
[ゼロ]
手厳しいな。まあ、それもこれも、レオン様を思うが故か…
ふ、妬ける……
[]
わたしは真面目に話しているの!
もうっ……すぐに茶化すんだから…!
[ゼロ]
はいはい、肝に銘じておくさ。
支援B
[]
……!
[ゼロ]
おい、人の顔を見て逃げるなんてあんまりじゃないか?
これでも結構、傷つくんだぜ……いや、それともそういうプレイ…
[]
ゼロっ、お願いだからちょっと黙って!
[ゼロ]
………
[]
…ふう。
[ゼロ]
…………
…ふーっ
[]
きゃっ!
な、な、なにするの!
[ゼロ]
耳に息を吹きかけただけだが?
フフ どうした? そんなに顔を真っ赤にして。
[ゼロ]
ああ、黙っていろと言われたんだったか。
そろそろ口を開いてもいいだろう? なあ、…
[]
耳元で囁かなくても聞こえるから、やめて!
[ゼロ]
やめて欲しいのか? 俺に黙っていて欲しいなら、
その艶やかな唇で口を塞いだほうが早いと思うが…どうする?
[]
そ、そんなことするわけないでしょうっ。
[ゼロ]
俺なりに、お前の忠告に耳を貸してるつもりなんだが…
[]
やたらと絡んでくるのはそのせい…
[ゼロ]
なら、俺のことをよーく理解してくれているから
問題ないだろう?
[]
……そうは言ったけど…
[ゼロ]
困った顔も悪くないな。
支援A
[ゼロ]
…ちょっとやり過ぎたか。
レオン様に灸を据えられちまったぜ。
[ゼロ]
まさかの奴、レオン様に告げ口を…
いや、あいつにかぎってそれはないか。
[]
あ……
[ゼロ]
。
…おいおい、そんな顔をするなよ。
もう何もしないさ。お前にしつこくしたせいで、レオン様が御冠だ。
[]
レオン様が…?
[ゼロ]
からかって悪かった。
だからほら、もう身構えるなよ。
[]
………
わたしの方こそ、レオン様のためだなんて言って、酷いことを言ったでしょう。
もしかしたら、ゼロは怒っているのかと思っていたんだけど…
[ゼロ]
怒ってなんかいないさ。
ただ、の反応が可愛いから、ついつい虐めちまうだけで…
[]
…あなたって人は。
[ゼロ]
すまん。
とにかく、もうしないから怯えないでくれよ。
支援S
[ゼロ]
…? あれは、か。
なにか探しているようだが…いや、ここでまたからかうと
レオン様になにを言われるかわかったもんじゃない。
[ゼロ]
ここは、見て見ぬふりを……
[ゼロ]
…我慢は体に毒だ。
おい、そんなに忙しなくしてどうした?
[]
きゃ…!
[ゼロ]
おっと、大丈夫か? ひっくり返るほど驚くとは、
こいつは俺のほうが驚いて、硬くなっちまうぜ……ふ、勿論身体が強張るっていう意味だが。
[]
ぜ、ゼロ……
ご、ごめん。もう大丈夫だから、離して。
[ゼロ]
嫌だ、と言ったらどうする。
[]
えっ? そ、それは…
…こ、困る……かな…
[ゼロ]
それだけか?
[]
ゼロ、ち、近いわ。
[ゼロ]
レオン様に咎められて、もうやめようと思っていんだがな。
お前の顔を見ていると、どうも滾ってしょうがない。
[]
た、滾る…?
[ゼロ]
フフ 確かめてみるか?
[]
…! ちょ、ゼロ…っ?
[ゼロ]
ほら、こんなにも胸がドキドキしている。
わかるだろ? ああ…だが、のほうがもっとドキドキしているようだな。
[]
なっ…
[]
あ、その、わたし…
ゼロのこと、探してたんだけど…
[ゼロ]
へえ、そりゃまたどうして。
俺に虐められるのが快感になっちまったかな?
[]
そうじゃない。
だけど、あなたがわたしを避けるようになって
すこしだけ…寂しいような気がしたのは、事実よ。
[ゼロ]
……そこは、すこしと言わずに、とてもと言って欲しいところだが。
[ゼロ]
ちなみに俺はものすごく…
こんなものを用意しちまうほど、お前に焦がれてた。
[]
…指輪?
[ゼロ]
この手の、この指に、嵌めたくて嵌めたくて……
ほーら、ぴったりだ。
[]
………
[ゼロ]
お、おい。
なんとか反応してくれよ。
…嫌だと言われても、逃がすつもりはないが。
[]
逃げないから大丈夫。
…本当は、すごく……寂しかった。
[ゼロ]
フフ これだから、お前をからかうのをやめられない…
支援C
[フローラ]
あなたが…
初めまして、私はフローラ。
カムイ様がお世話になっているようだけど、これからは不要よ。
[]
え? あっ、フェリシアさんのお姉さんですね。
レオン様付きメイドのです、よろしくお願いします。
お話は伺っています。
[フローラ]
私も、あなたのことはカムイ様と……ジョーカーから聞いているわ。
[]
し、執事長から?
それは……
[フローラ]
とにかく、そういうことだから。
あなたはレオン様の給仕に専念してくれるかしら。
[]
あ、わ、わかりました。
[フローラ]
ええ、よろしく。
[]
…なんか、怒ってたかな……
支援B
[]
あ、フローラさん。お疲れ様です。
[フローラ]
…お疲れ様。
[]
………
[フローラ]
? 私に何か用があるの?
[]
い、いえ、そういうわけじゃ!
すみません…えっと、その、わたし……
フローラさんになにかしてしまいましたか?
[フローラ]
なにかって?
[]
怒ってるのかな、って。
できれば、フローラさんと仲良くなりたいんですけど…
[フローラ]
私は…
[フローラ]
いいえ、怒ってはいないわ。
でも…悪いけど、私はそうは思っていない。ごめんなさい。
[]
あっ…
や、やっぱり怒ってるのかな?
わたし、気に障るようなことしちゃったのかしら……
支援A
[]
………
[フローラ]
……
ねえ、そんなに見られたらやりにくいわ。
[]
あっ、す、すみません!
その、フローラさんの手際がすごくいいので、つい見とれてしまって。
それに、フローラさんは良く気が利いて、あの、えっと……
[フローラ]
ご機嫌取りのつもり? 冗談やめてよ。
[]
そ、そんなつもりじゃ…
[フローラ]
はあ……
そんな顔をされると、なんだか調子が狂うわ。
[フローラ]
私の根負けね。
わかった。いいわよ、あなたと仲良くする努力、してみるわ。
[]
えっ、ほ、本当ですか?
[フローラ]
ええ。
…その前に、はっきり言っておくわね。
私は、あなたに怒っていたわけでも、嫌っていたわけでもないの。
[フローラ]
なんてことはない嫉妬よ。
私が城塞でカムイ様のお帰りを待っている間に
あなたは……ジョーカー…いいえ、カムイ様と過ごしていたものだから。
[]
すみません、フローラさんを差し置いて、わたしなんかがカムイ様のお傍に…
[フローラ]
あなたって……
[フローラ]
少し、フェリシアに似てるわ。
素直で厭味がない…本当に主人を大切に思っていることが、よくわかる。
だからきっとジョーカーも、あなたを気にかけているのね。
[]
いや、執事長は…
あっ、そ、そういえば執事長は、わたしのことをなんておっしゃっていたんですか?
も、もしかして、ぼろ糞に言われてたり…し、しませんよね。
[フローラ]
ふふ、それは秘密にしておこうかしら。
[]
ふ、フローラさん? え、ちょっ…フローラさん!?
支援C
[タクミ]
……ねえ。
[]
………
[タクミ]
おい、あんた。
そこの……ちょっと、待ちなよ。
[]
……!
た、タクミ王子? わたしに声をお掛けになっていたのですか?
[タクミ]
そうだよ! あんた以外にいるわけないだろ。
[]
申し訳ございません。
わたしなどに声を掛けてくださるとは、夢にも思わず…
なにかお申しつけがございますか?
[タクミ]
……あのさ。
[]
はい。
[タクミ]
……やっぱりいい。なんでもない。
[]
あっ、タクミ王子? 行ってしまわれたわ…
支援B
[]
あの、タクミ王子…
少しだけ、お時間を頂いてもよろしいでしょうか?
[タクミ]
なんだよ、僕になにか用?
[]
以前はお声を掛けて頂いたのに、
失礼を致して申し訳ございませんでした。
[]
もしよろしければ、今一度ご用件を伺ってもかまいませんか?
[タクミ]
あれは…
別にあらためて言うほどのことでもない。もういいよ。
[]
そ、そうですか。
すみません、そうとも気づかずに……
[]
タクミ王子のお力になれるならと思ったのですが、
ご迷惑をおかけするばかりでだめですね。
[タクミ]
あ、いや…べ、べつに責めているわけじゃない。
だからそんな顔するなよ!
[]
あっ……また行ってしまわれたわ。
怒ったようなお顔をなさっていたように見えたけど…
支援A
[タクミ]
ねえ、今日の料理当番はあんただったよね?
[]
タクミ王子。
おっしゃる通りです。本日はわたしが担当させていただきます。
[タクミ]
……そう。
[]
あの…
もしかして、お料理がお口に合いませんでしたか?
白夜の味付けは勉強不足で、どうしても慣れ親しんだ味になってしまって。
[タクミ]
そ、そんなこと言ってないだろ!
なんであんたはそうなんだ。僕は、あんたが作ってくれた汁物が美味しかったから
また作ってほしいって…言いたかっただけなのに……
[タクミ]
……!?
な、なにを言わせるんだよ!
あんたのせいで変なことを口走っちゃったじゃないか!
[]
あっ……た、タクミ王子!?
待って、あの、待ってください!
[タクミ]
うるさい! 付いてくるな!
[]
!
す、すみませ……
[タクミ]
あっ、いや、だから……っ。
ああもう! 僕は怒ってるんじゃない。
[タクミ]
…声を荒げて悪かったよ。
今日のあんたの料理、楽しみにしてるから。
[]
は、はい…
支援S
[タクミ]
この前の料理、美味しかったよ。
[]
お褒めに預かり光栄です、タクミ王子。
白夜のお料理も作れるように、もっと勉強いたします。
[タクミ]
まあ、今のままでも十分美味しいけど。
あんたがそう言うんだったら、頑張ってみたら?
[]
はい。
タクミ王子に美味しいと言っていただけるように
頑張ります。
[タクミ]
ふーん、僕に…ね。
[]
あっ…す、すみません。
差し出がましいことを申してしまいましたか?
タクミ王子のお口に合うお食事が作れるようになるには
まだまだ時間がかかるかもしれませんが…
[タクミ]
…べつに、不味くたってが作った料理なら
食べてあげるよ。
[]
え?
[タクミ]
なんだよ、呆けた顔して。
[]
だって、いま…
って……
[タクミ]
? あんたはだろ。
[]
…そうです、けど
いつも、あんたとお呼びになるので
名を覚えていただけていないとばかり…
[タクミ]
し、知ってるに決まってるだろ! 好きなやつの名前くらい!
[]
え……
[タクミ]
あ……
[タクミ]
くっ…くそ!
こんな予定じゃなかったのに…なんてこと言わせるんだ!
あんたといると、調子がくるってばっかりだ…
[]
す、すみません……
[タクミ]
。
僕は、あんたの料理を毎日食べたいんだ。
だから、不味い料理だっていい。僕のために作ってくれさえすれば。
[]
タクミ王子…
わ、わたしは、でも、暗夜の使用人で…
[タクミ]
知ってる。しょうがないだろ、好きになったんだから。
そんなつまらないこと言ってないで、の気持ちを聞かせてよ。
[]
……うれしいです。
わたしも、タクミ王子をお慕いしています。
[タクミ]
ねえ、
そのタクミ王子っていうのやめてくれないか。
なんだかすごく余所余所しく感じて、嫌だ。
[]
あ…は、はい。
あの……えっと、……タクミ…さん…
[タクミ]
ちょ、ちょっと待ってよ。
そんな顔するのは反則だろ!
[]
えっ?
…タクミさんは、照れると怒ったような顔をなさるのですね。
じゃああの時も、もしかして…
[タクミ]
冷静に思い返さなくていい! まったく…
[]
ふふ ごめんなさい。
支援C
[スズカゼ]
またお会いできましたね。
[]
あ……
あなたは、白夜の忍の方ですね。
[スズカゼ]
スズカゼと言います。
今度こそ、お名前を伺ってもよろしいですか?
[]
……もうご存知なのではありませんか?
[スズカゼ]
それでも、あなたの口から聞かせていただきたい。
…私は、またあなたにお会いできることを期待していたのです。
[]
………
わたしは、レオン様付きメイドのと申します。
[スズカゼ]
さん、とお呼びしても?
[]
はい、構いません。
[スズカゼ]
では改めて。よろしくお願いします、さん。
支援B
[スズカゼ]
さん、こんにちは。
[]
あ……こ、こんにちは、スズカゼさん。
[スズカゼ]
………
[]
……?
あ、あの…どうかされましたか?
[スズカゼ]
いえ……こんなことを言うのは不躾なのですが、
もしかして私は、さんに嫌われているのでしょうか。
[]
えっ?
[スズカゼ]
すみません。
突然、変なことを言ってしまいましたね。忘れてください。
[]
あ……
支援A
[]
スズカゼさん、どこにもいない…
あんなことを言わせて、あんな顔をさせてしまうなんて、わたし……
[]
スズカゼさん…
[スズカゼ]
そんなふうに呼ばれたら、姿を現さないわけにはいきませんね。
[]
きゃっ……!
えっ? い、いま、どこから?
[スズカゼ]
ふふ、それは秘密です。
それよりもさん、私をお探しでしたか?
[]
は、はい……
スズカゼさんにひどい態度を取ってしまったことを、
謝りたかったんです。
[スズカゼ]
ひどい態度を取ってしまうほど、
やはり私はあなたに嫌われているのですね。
[]
ち、違います!
[]
だ、だって、スズカゼさんがわたしに会いたかったなんて言うから
変に意識してしまうのも、無理ないでしょう!
スズカゼさんはモテるから、こんな気持ちわからないのかもしれませんね!
[スズカゼ]
あ、さん……!
支援S
[スズカゼ]
さん。
ここ最近、ずっと私を避けていますね。
今度こそ、本当に嫌いになってしまわれましたか?
[]
す、スズカゼさん…
あ、あの、もう逃げませんから、
どうかもう少しだけ離れてくれませんか?
[スズカゼ]
嫌だといったら、どうしますか?
[]
え…?
[スズカゼ]
すみません。
どうかこのまま、私の話を聞いてください。
[]
…は、はい……
[スズカゼ]
さん、私はあなたに会える日を心待ちにしていました。
何故かわかりますか?
[]
えっと…
[スズカゼ]
名も知らぬあなたのことが気になって、恋い焦がれていたのです。
あなたにとっては、主の命によって救っただけの命であり
もう会うこともない敵国の兵士…
[スズカゼ]
そうと知っていても、私はあなたを忘れられなかった。
嫌われていたのではなく、意識されているのだとわかってどれだけ嬉しかったか。
[]
す、スズカゼさん…
[スズカゼ]
あなたこそ、私の気持ちなどわかっていない。
私はさんが好きなんです。
[]
……っ
[スズカゼ]
逃げないとおっしゃいましたよね?
[]
………
わたし、スズカゼさんにもうとっくに捕まっています。
[スズカゼ]
さん…
あなたも同じ気持ちでいてくれていると、うぬぼれてもいいんですね?
[]
は、はい……わたしも、スズカゼさんをお慕いしています。
[スズカゼ]
このまま抱きしめても構いませんか?
[]
…はい。
あの、できれば……ぎゅっとしてください。
[スズカゼ]
…可愛いひとですね。勿論、仰せのままに。